ドローンはその用途やスペックに応じて様々な種類があります。
業務用に高いスペックが必須の方、まず初心者として飛行してみたい方、など色々な条件の方がいらっしゃるでしょう。
「ある程度費用を抑えて空撮を楽しみたい」
「初心者でどのドローンを選べばよいか分からない」
HolyStone HS720シリーズのドローンはそのような方にとって特におすすめなドローンのひとつです。
そこで本記事ではHolyStone HS720シリーズのドローンを詳しく紹介していきます。
【本記事の主な内容】
・HolyStone HS720シリーズのドローンのスペックや特徴 ・HolyStone HS720&HS720Eの口コミ ・HolyStone HS720&HS720Eの違い |
「HolyStone HS720シリーズのドローンを詳しく知りたい」という方はぜひ最後まで読んで参考にしてください。
HolyStone HS720の基本スペック
まずはHolyStone HS720の概要からみていきます。
重量 | 460g(バッテリー1個含む) |
本体サイズ | 展開時:336×370×56mm
収納時:173×104×56mm |
飛行時間 | 約26分(バッテリー1個) |
バッテリー | 容量:7.4V 2800mAh
充電時間:約5-7時間 |
操作距離・周波数帯 | 800-999m(干渉なし)・2.4GHz |
カメラ | 画素数 :4K
カメラ調整角度:-90°~0° |
SDカード | 容量32G |
その他機能 | ホバリングモード、ウェイポイントモード、フォローミーモード、リターンモード、低電リターンモード、スピード2段階調整、ビデオ解像度を選択可能 |
価格は2022年12月現在Amazonで3万円ほどで飛行時間も30分近くあり、コンパクトで4Kカメラもありカメラの性能も良いと言えるでしょう。
飛行経路を設定できる「ウェイポイントモード」や自動で追尾ができる「フォローミーモード」など機能面も充実しています。
HolyStone HS720の4つの特徴
HolyStone HS720の基本的なスペックは理解できたと思いますが、「具体的にどのように良いのか?」と疑問に思われた方もいるでしょう。
実際にHolyStone HS720には初心者向けの機能や長時間の飛行に耐えうるバッテリー、高機能なカメラなど多くの魅力があります。
ここから特徴的な点を見ていきましょう。
1.オートホバリング搭載で誰でも簡単にホバリング可能
ドローン初心者の方は「まずドローンを安全に飛ばせるか」「意図しない方向にドローンが飛んでいってしまうのではないか」と不安を覚える方も多いのではないでしょうか。
まずは安定してホバリングできるかは気になるところです。
【用語解説】
ホバリング:(ドローンの飛行時に)空中で同じ位置にとどまること |
HolyStone HS720はホバリングが自動でできるので、操縦技術に不安を抱えている方も簡単に飛ばせます。
初心者にとって安心のスペックがあると言えるでしょう。
また「オプティカルフローポジショニング」という空間を認知できる機能もついており、GPSが利かない室内などでも安定したホバリングができます。
室内でドローンを飛ばす方にとっても嬉しい機能です。
2.26分の長時間飛行
消費電力やバッテリーの技術的な問題もあり、ドローンの飛行時間は限られています。
近年40分以上飛行時間のあるドローンも発売されはじめましたが、ドローンの飛行時間は高いスペックのものでも30分前後のものがまだまだ一般的です。
一度バッテリーを使い尽くすと充電に数時間はかかるので、長時間の飛行時は複数バッテリーを持ち歩きます。
そんな中HolyStone HS720は比較的安価なドローンにもかかわらず飛行時間が26分なのでかなり長い方と言えます。
長い時間の飛行を楽しみたい方にとって非常に嬉しいスペックでしょう。
3.カメラは高性能な4Kで角度調整も可能
空撮で使われる方も多いので、カメラのスペックも気になるところです。
カメラのスペックは4Kなので、性能は高いと言えるでしょう。
画素数と呼ばれる画像や映像の細かさを表す指標が、テレビなどで主流となっているフルハイビジョンに比べて約4倍です。
この説明だけでもカメラの性能の高さがイメージいただけるでしょう。
また、カメラの角度は-90°〜0°までをコントローラーで変更可能です。
様々な角度から高性能のカメラで撮影を楽しめます。
4.自動追尾などの機能も充実
その他の機能も充実しているので順番に見ていきます。
走っている時に撮影したい場合、動きながらの操縦は困難です。
フォローミーモードを使うと自動でドローンを追尾させられます。
あらかじめ顔を認識させておくとドローンが一定の距離で追いかけてきてくれます。
遠くに飛ばした際も、最終的には飛ばした位置までドローンを戻さないといけません。
そういった際に役に立つのが「リターンモード」機能で、ボタンを押すだけで飛ばした位置までドローンを戻せます。
あらかじめ撮影するルートが決まっている場合は「ウェイポイントモード」が便利です。
ドローンが通るルートをあらかじめ地図上で設定しておけば、その飛行ルートを自動で飛ばせます。
手動で撮影用の円形を描くように飛行させるのは初心者にとってかなり困難です。
「ホバリングモード」であれば映画のような、円を描くような映像を撮れます。
HolyStone HS720Eの基本スペック
続いて同じHolyStone社製のHolyStone HS720Eの機体もスペックからみていきましょう。
重量 | 495g(バッテリー1個含む) |
本体サイズ | 展開時:337×240×58mm
収納時:177×104×58mm |
飛行時間 | 約23分(バッテリー1個) |
バッテリー | 容量:7.4V 2800mAh
充電時間:約5時間 |
操作距離・周波数帯 | 300m(干渉なし)・2.4GHz |
カメラ | 写真:3840×2160p(SDカード側)、1920×1080p(アプリ側)
動画:3840*2160p(SDカード側)、1280*720p(アプリ側) カメラ調整角度:-90°~0° |
SDカード | 容量128G |
その他機能 | ホバリングモード、ウェイポイントモード
ヘッドレスモード、フォローミーモード、リターンモード、電子動体ブレ補正 (EIS)、高度維持機能、スピード2段階調整 |
2022年12月現在、価格はAmazonで3万円ほどです。
カメラは高品質な4Kに対応しており、ブレを補正できる「電子動体ブレ補正 (EIS)」 がついているため、より撮影に適したスペックといえます。
ヘッドレスモード、高度維持機能なども追加され、初心者の方が扱うハードルがより低くなったと言えるでしょう。
HolyStone HS720Eの3つの特徴
HolyStone HS720Eの基本的なスペックを見たうえで、どのような特徴があるのかを確認していきます。
HolyStone HS720にもあったような初心者にも嬉しい機能から、より高度な撮影者向けのスペックまでさまざまです。
特徴を理解したうえで自分に合う最適なドローンを選んでいきましょう。
1.操縦者の目線で操縦できるヘッドレスモード搭載
ヘッドレスモードという機能を見ていきます。
通常のモードでドローンを操縦するときには、ドローンがどちらを向いているのかを確認してその方向を基準にドローンが進む方向を判断する必要があります。
特に初心者の場合、直観的に操作するのは難しいと言えるでしょう。
ヘッドレスモードで操縦する場合、ドローンが向いている向きに関係なく、コントローラーでいきたい方向に向ければドローンを移動させられます。
操縦者の視点を基準にして操作が可能なため、初心者でも操縦が簡単です。
2.高度維持のためのセンサー機能などが充実
続いて、高度が維持できる仕組みもみていきます。
ドローンを屋外で飛ばす際、風などの影響でドローンの位置が変わってしまうことがあります。
風のある日に撮影のため同じ場所にドローンをとどまらせたくても、初心者の方にとっては難しいでしょう。
HolyStone HS720Eでは、GPSに加えてオプティカルフローポジショニングと気圧センサーにより、高さを維持できます。
外で飛ばす際は風の影響は避けられないので、初心者の方にとっては嬉しい機能です。
3.手振れ防止のためのEIS搭載
手振れ防止のための機能であるEISもみていきましょう。
外で飛行させて写真を撮る際、風の影響などでブレてしまうこともあるでしょう。
撮影する写真がブレることで質が落ちてしまうのは避けたいところです。
HolyStone HS720Eには電子動体ブレ補正機能(EIS)が搭載されており、撮影時のブレを抑えることが可能です。
空撮を楽しみたい方にとって魅力的な機能と言えます。
4.自動航行などの機能が充実
HolyStone HS720と同様になりますが、自動で飛行が行える機能も充実しています。
初心者や操縦に不安のある方にとって、撮影後に飛ばした場所に自動でドローンを返せる「リターンモード」は嬉しい機能でしょう。
自動追尾が行える「フォローミーモード」や自動航行で経路を設定できるウェイポイントモード、円を描くように札絵できる「ホバリングモード」まで安全に高度な飛行や撮影を楽しめる機能が揃っています。
撮影が初めての方にとってドローンを一定の速さで思い通りに動かすのは時に困難なので、こうした自動航行の機能は活用していきたいところです。
HolyStone HS720&HS720Eの口コミ
HolyStone HS720&HS720Eのそれぞれの口コミはどのようなものが多いのでしょうか。
Amazonのサイトを参考に実際に使った方の感想を見ていきましょう。
HolyStone HS720の口コミ
まずはHolyStone HS720の口コミから見ていきます。
良いレビューで多かったのが「カスタマーフォローが徹底している」という点でした。
良かったコメントなどは主に下記の点がありました。
<良かった点>
・カスタマーサポートが親切(LINEで即対応) ・4K画質も操作制度もよかった、初心者におすすめ ・セットアップも簡単で、安全機能が充実している。 |
悪いレビューも見ていきます。
悪いレビューを見てみると、「動画がブレる」などのレビューがありました。
悪かったコメントなどは主に下記の点です。
<悪かった点>
・動画のブレが気になる ・Wi-Fiが20メートルほどの近距離で突然切れてしまう ・画質が思ったより良くない |
あくまで個人の方のレビューなので、こちらを参考に冷静に検討いただければと思います。
HolyStone HS720Eの口コミ
ここからはHolyStone HS720Eの口コミも見ていきましょう。
HolyStone HS720Eでは、HolyStone HS720にはなかった電子動体ブレ補正機能(EIS)の機能が付いたり少し重量が上がったことにより、「風の日でも撮影がしやすい」と言うレビューが多数あります。
良かったコメントなどは主に下記の点です。
<良かった点>
・EIS(手ブレ補正)が効いていて、綺麗な動画撮影ができる。 ・カスタマーサポートが迅速で丁寧 ・コストパフォーマンスは良い、初心者におすすめ |
悪いレビューも見ていきましょう。
「電波の届きが少し悪い」「アプリの画面が滑らかでない」というレビューがありました。
悪かったコメントなどは主に下記の点です。
<悪かった点>
・電波の届きがよくない ・アプリの画面が滑らかではない |
こちらもあくまで個人の方の意見なので、購入の際のひとつの参考にしていただければと思います。
HolyStone HS720&HS720Eの違い
HolyStone HS720&HS720Eのそれぞれの特徴などを見てきましたが、「それぞれを比較した際にどこが違うのか?」という方のために簡単に違いをまとめます。
HolyStone HS720 | HolyStone HS720E | |
重量 | 460g | 495g |
飛行時間 | 26分 | 23分 |
充電時間 | 7時間 | 5~7時間 |
展開時の大きさ | 336×370×56mm | 337×240×58mm |
SDカードの容量 | 32GB | 128GB |
ビデオ録画 | 2160 x 25fps | 2160 x 30fps |
カメラの視野 | 110° | 130° |
電子動体ブレ補正機能(EIS) | なし | あり |
ヘッドレスモード搭載あり | なし | あり |
高度調整機能が充実あり | なし | あり |
全体的に見てHolyStone HS720Eの方が「より初心者が操作しやすく撮影関連の機能が充実した」といえます。
重量の増加、EISのブレ防止機能、カメラの視野角アップやSDカードの容量増加などは撮影者にとっては嬉しい機能の違いでしょう。
ヘッドレスモードや高度調整機能の追加で初心者がより楽しみやすいようになりました。
まとめ
本記事ではHolyStone HS720シリーズのドローンのそれぞれの特徴や違い、レビューなどを紹介しました。
・HolyStone HS720シリーズのドローンは比較的安価で4Kのカメラや自動追尾などの充実した機能がある
・HolyStone HS720Eのモデルの方がHolyStone HS720と比べてより初心者も操縦しやすく、撮影関係の機能も良くなっている ・悪いレビューもあるが「初心者向けのドローン」としてはレビューの評価も高いものが多い |
HolyStone HS720シリーズのドローンに関して理解を深めていただけたでしょうか。
ぜひ今回の記事を参考に、ご自身に合うドローンを選択するための参考にしてください。