近年、技術の進化により、空撮や農業・点検・災害現場などの産業利用からエンターテイメントの場まで幅広く活用されるようになってきたドローンですが、そもそもドローンはいつ生まれたのか、なぜドローンと呼ばれるようになったのかなど、ドローンの歴史はあまり知られていません。
これからドローンを仕事で活用する方や、ドローンに興味がある方は語源や歴史を知ることをおすすめします。
この記事では、ドローンの定義や歴史、種類などを詳しく解説していきます。
また、ドローンの語源も紹介しています。
この記事でわかること
・ドローン(無人航空機)の定義
・ドローンの語源
・ドローン以外での呼ばれ方
・ドローンが知られるようになるまでの歴史
・ドローンの種類
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ドローン(無人航空機)の定義とは?
国土交通省の定義では、「ドローン」とは飛行機・回転翼航空機・滑空機・飛行船で人が乗ることができないもののうち、遠隔操作や自動操縦により飛行させるものを指します。
そのうち、100g以上の重量のドローンを『無人航空機』としています。
ただし、一般的にはドローンと無人航空機の区別は曖昧であり、同じものを指すことが多くなっています。
よってドローン(無人航空機)の定義は、「人が乗れない構造である」「遠隔操作・自動操縦できる」の2つがポイントであると言えます。
一般的にドローンといえば、複数のプロペラで飛行するマルチコプターを指すことがほとんどです。
ドローンの語源
ドローンという名前が誕生した語源には2つの説があるとされています。
【ドローンの語源】
1.オス蜂の羽音から
2.第二次世界大戦時に使われた『クイーン・ビー』から
それではここから、この2つの語源について詳しく解説していきます。
1.オス蜂の羽音から
ドローンの語源1つは、ドローンの飛行音からつけられたという説です。
ドローンの飛行音と蜂が飛ぶときの音が似ているため、「オスの蜂」を意味するdrone(ドローン)と名づけられたと言われています。
ドローンにはプロペラがいくつかついており、プロペラを回転させて飛行しますが、その際の「ブーン」という回転音が蜂の羽音に近いという事で、そう呼ばれるようになったという説があります。
2.第二次世界大戦時に使われた『クイーン・ビー』から
ドローンの語源2つめは、第二次世界大戦時にイギリス軍で使われた無線飛行機「クイーン・ビー」から名づけられたとする説です。
20世紀の初め、イギリス軍が標的機として利用していた軍用機に『クイーンビー(女王蜂)』という愛称が付けられていました。
この名称に対抗する形で、オスの蜂を意味する「ドローン」という言葉が使われるようになったという説があります。
「ドローン」という言葉が世界的に広まったのは、2010年にフランスのParrot社が開発した「Parrot AR Drone」がヒットしたことがきっかけだと言われています。
ドローンの技術そのものはさらに前から存在していましたが、Parrot社が空撮用ドローンを一般消費者向けに販売したことで、ドローンの認知度が急速に高まり、技術開発も加速しました。
ドローンは『ドローン』以外の呼び方がある
ドローンについて調べていると「UAV」や「マルチコプター」という名称をよく目にしますが、これらはドローンと同じ意味を持つ言葉なのでしょうか。
ここでは、UAVとマルチコプターについて1つずつ詳しく解説します。
1.UAV
UAV(ユーエーブイ)とは、「Unmanned Aerial Vehicle」の略で、無人航空機を意味します。
無人航空機はドローンのうち重量100g以上のものを指し、UAVはドローンとほぼ同じ意味を持ちます。
2.マルチコプター
マルチコプターとはヘリコプターの一種で、3つ以上のローターを搭載した回転翼機のことを指します。
有人のマルチコプターも存在するため、すべてのマルチコプターがドローンというわけではありませんが、一般的にマルチコプターはドローンを指していることが大半です。
また、マルチコプターの他にも「マルチローターヘリコプター」や「マルチローター」と呼ばれる場合もあります。
さらに、プロペラの数によって、4枚翼のものを「クアッドコプター」、6枚翼のものを「ヘキサコプター」とも呼び分けることもあります。
ドローンが知られるようになるまでの歴史
ドローンの歴史は意外と長く、最初のドローンが誕生したのは第二次世界大戦のときになります。
イギリスとアメリカでは軍事用のドローン開発が行われており、イギリスでは1935年、アメリカでは1940年に開発を成功させています。
ただし、当時の技術では機体を飛ばしても操縦不能になることも多く、戦闘の演習として使用されるだけに留まっていたようです。
その後1980年代に、民間でもドローンが使用されるようになりました。
技術が進歩し、小型や低価格化が進んだため、農薬散布などでドローンが使われるようになったとされています。
民間でのドローン活用は日本が先駆けて行っており、1987年にはヤマハが世界初の産業用無人ヘリコプターを販売しました。
その後、現在の主流となるマルチコプターの誕生で、さらにドローンの産業利用が広まっていきました。
ドローンが一般人の間に広がったのはホビー用ドローンが発売されだした2010年ごろからです。
スマートフォンで操縦でき、空撮の機能を搭載したホビー用ドローンを多くの人が娯楽として楽しむようになり、ドローンの知名度を一気にアップさせました。
なお、日本国内で「ドローン」という名前が一般的になったのは、2015年にあった「首相官邸無人機落下事件」がきっかけで、それまでは「マルチコプター」や「UAV(無人航空機)」と呼ばれていました。
ドローンの種類3選
一般的に使われているドローンは大きく分けると3種類に分類されます。
【ドローンの種類】
1.ホビー用ドローン
2.産業用ドローン
3.レース用ドローン
ここでは、上記3つのドローンについて詳しく解説していきます。
ホビー用ドローン
ホビー用ドローンは、趣味や娯楽で使うドローンです。
比較的コンパクトで操作もわかりやすく、価格も1万円程度から購入できて手軽に始められるのが特徴です。
ホビー用のドローンもカメラが搭載されているものがほとんどなので、気軽に空撮を楽しめます。
ホビー用の中でも性能は幅広く、子どもの遊び用で使えるものもあれば、本格的な撮影ができる高性能カメラを搭載した数十万円するような機体もあります。
多くの人にとって、このホビー用ドローンが最も目にする機会が多く、身近な存在となっています。
産業用ドローン
産業用ドローンは、点検・測量・農業・災害の現場などで活用されるドローンを指します。
ホビー用に比べると価格も高価で、高性能なモデルになります。
技術の進歩により、今後もドローンは様々な分野で産業利用の場が広がっていくことが期待されています。
レース用ドローン
レース用ドローンは、レーシングドローンとも呼ばれ、ドローンレースという競技に使用されるドローンを指します。
ドローンレースとは・・・決められたコースをドローンで飛行し、飛行タイムを競うスポーツの一種です。
この競技用ドローンは、高速で飛行できる性能に加え、正確な操縦が求められます。
また、FPV(First Person View)と呼ばれる一人称視点の操作を使用することで、臨場感あふれるレースが楽しめるのも特徴です。
さらに、レース用ドローンは障害物を避けながら飛行する必要があるため、俊敏性だけでなく、安定した飛行性能も重要なポイントとなります。
まとめ
この記事では、ドローンの定義や歴史、種類について解説しました。
また、ドローンと呼ばれるようになった語源についても詳しく紹介しています。
元々ドローンは軍事用に開発されており、進化を遂げてきました。
そのため機密情報が多く、開発者については明らかになっていません。
それから技術の進歩により、今では一般的にも広く普及し、ドローンショーなどのエンターテイメントや、ホビー用ドローンとして身近に触れる機会も増えてきました。
また、少子化による労働力不足や地方の過疎化が進む日本においては、産業用ドローンの活用もますます期待されています。
今後もさらに幅広い分野でドローンが使用され、将来的にはインフラ、エンターテイメントの場で欠かせない存在となります。
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