ドローン最大手と名高い「DJI」。
そんなDJIが2020年11月5日に新ドローン「DJI Mini 2」の発売を発表しました。
一体どんなドローンになっているのか、気になる方も多いのではないでしょうか。
本記事では、DJIが発表したDJI Mini 2を詳しく紹介します。
【2020年11月5日発表】DJI Mini 2を徹底解説
DJI Mini 2とは
DJI Mini 2は、ドローン最大手DJIが2020年11月5日に発表した「200g未満で4K動画を撮影できる多機能・高性能なドローン」です。
DJI Mini 2には、「一生に一度は来てみたかった、この場所。その特別な瞬間を、DJI Mini 2の空撮映像で、さらに特別な思い出に。」というコンセプトがあり、重さが200g未満で航空法の適用を受けない初心者におすすめのトイドローンです。
見た目は小型で小さくても、「力強い飛行性能」と「シンプルな飛行操作」でエントリーモデルとしてもおすすめできる機体です。
以下より、DJI Mini 2の詳細をご紹介します。
DJI Mini 2のスペックを紹介
DJI Mini 2は、「4K動画撮影」「3軸ジンバルで安定した飛行」「高い耐風性」などスペック上かなり優秀です。
DJI Mini 2の詳細なスペック情報を以下に掲載します。
機体 | |
離陸重量 | 199 g |
サイズ |
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対角寸法 | 213 mm |
最大上昇速度 |
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最大下降速度 |
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最大速度(海抜に近接、無風) |
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運用限界高度(海抜) | 3000 m (プロペラガード装着で離陸時は1500 m) |
最大飛行時間 | 18分(無風で4.6 m/sの速度で飛行時に測定) |
最大風圧抵抗 | 8.5-10.5 m/s(スケール 5) |
最大傾斜角度 |
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最大角速度(デフォルト状態)* * DJI Flyアプリで250°/sまで調整可能 |
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動作環境温度 | 0℃~ 40℃ |
動作周波数 | 2.400~2.4835 GHz |
伝送電力 (EIRP) |
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全球測位衛星システム (GNSS) | GPS+GLONASS+GALILEO |
ホバリング精度範囲 |
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ジンバル | |
機械的可動範囲 |
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操作可能範囲 | チルト:-90° 〜 0(デフォルト設定) -90° ~ +20°(拡張) |
安定化機能 | 3軸(チルト、ロール、パン) |
最大制御速度(チルト) | 100°/秒 |
角度ぶれ範囲 | ±0.01° |
検知システム | |
下方 | ホバリング範囲:0.5 ~ 10 m |
動作環境 |
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カメラ | |
センサー |
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レンズ |
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ISO |
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シャッター速度 | 電子シャッター:4-1/8000秒 |
最大静止画サイズ |
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静止画モード |
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動画解像度 |
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最大動画ビットレート | 100 Mbps |
ズーム範囲 |
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クイックショットモード |
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対応ファイルフォーマット |
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写真フォーマット | JPEG/DNG(RAW) |
動画フォーマット | MP4(H.264/MPEG-4 AVC) |
送信機&動画伝送 | |
動作周波数 | 2.400~2.4835 GHz |
最大伝送距離(障害物、電波干渉のない場合) | 10 km(FCC)、6 km(CE)、6 km(SRRC)、6 km(MIC(日本)) |
信号伝送範囲 (FCC) |
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動作環境温度 | 10℃ ~ 40℃ |
伝送電力(EIRP) |
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バッテリー容量 | 5200 mAh |
電圧 |
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対応モバイル端末サイズ | 最大長:92 mm |
対応USBポートタイプ |
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映像伝送システム | OcuSync 2.0 |
ライブビュー品質 | 送信機:720p/30fps |
最大ビットレート | 8 Mbps |
遅延(環境条件およびモバイル端末に依存) | 約200 ms |
充電器 | |
入力 | 100-240 V、50/60 Hz、0.8 A |
出力 | 3.6V 〜 8V ⎓3.0A/12V ⎓2.0A |
定格出力 | 18 W |
インテリジェント フライトバッテリー | |
バッテリー容量 | 1065 mAh |
電圧 | 7.6V |
最大充電電圧 | 8.7V |
バッテリータイプ | LiPo 2S |
電力量 | 8.09 Wh |
重量 | 49.9g |
充電温度範囲 | 5℃ ~ 40℃ |
最大充電電力 | 18 W |
アプリ | |
名称 | DJI Fly |
OS要件 | iOS v10.0以降Android v6.0以降 |
対応SDカード | |
対応SDカード | UHS-I スピードクラス3以上が必要。推奨microSDカード一覧を以下に示します。 |
推奨microSDカード |
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DJI Mini 2の特徴を紹介
DJI Mini 2には、これまでにないくらい数多くの魅力的な特徴があり、最高の瞬間をDJI Mini 2に収めることができます。
DJI Mini 2の素晴らしい特徴の全貌を以下で詳しく紹介・解説します。
1.199gで軽量
2.直感的に使える機能を多数搭載
3.最大18分のバッテリー駆動時間
4.高い耐風性能
5.最大6kmのHD動画伝送に対応
6.4Kカメラ・3軸ジンバル搭載
7.4倍ズーム
8.プロ顔負けのクイックショット
9.簡単で素晴らしいパノラマ写真
10.自動で写真を最適化
11.シンプルな飛行操作
12.プロレベルの編集が簡単に
13.もう迷わない!フライトスポットで最適な飛行場所へ案内
1.199gで軽量
DJI Mini 2は、重さ「199g」と驚くほどの軽さを持ち、「手のひらサイズで扱いやすい」という特徴があります。
軽く、コンパクトなデザインのMini 2は、あなたの旅のパートナーとして決定的瞬間・お気に入りの撮影をアシストしてくれます。
2.直感的に使える機能を多数搭載
DJI Mini 2は、その小型ボディの中に「直感的に使える最新機能」を数多く搭載しています。
これにより、場所や方法に縛られることなく「自由でクリエイティブな撮影」を楽しむことができます。
搭載されている最新機能をフルに活用できるMini 2なら、あなたが撮影した素敵な映像を素早く処理できるので、安心して思い出を記録することができます。
3.最大18分のバッテリー駆動時間
せっかく高性能なドローンを持っていてもバッテリー駆動時間が短いと撮影の楽しみが半減してしまいます。
しかし、DJI Mini 2なら「最大18分のバッテリー駆動時間」を持っているので、完璧な映像を撮影するための構図を決めるのに十分な時間を確保できます。
これにより、自分が納得のいく撮影を確実に行えます。
4.高い耐風性能
DJI Mini 2は、「風速29~38km/h」にも耐えることができ、「最高高度3000m」まで飛行可能です。
このように高い耐風性に優れているので、風の強い「海岸線」や木々が生い茂る高い山で撮影をしても、安定した映像撮影を行うことができます。
5.最大6kmのHD動画伝送に対応
DJI Mini 2は、「最大6kmのHD動画伝送」に対応しています。
また優れた「耐干渉性」も備えているので、Mini 2をより遠くに飛ばすことができ、鮮明な映像を「撮影・確認」することができます。
6.4Kカメラ・3軸ジンバル搭載
DJI Mini 2は、「4K/30fpsの動画を撮影」することができます。
このように高性能なカメラを搭載しているので、鮮明で美しい映像が撮影可能です。
また「3軸ジンバル」を搭載したMini 2は、どれだけアグレッシブに飛び回っても、ブレることなく常に滑らかに撮影できることを保証しています。
7.4倍ズーム
DJI Mini 2では、通常撮影から「2倍ズーム」「4倍ズーム」などのズーム機能を利用することができます。
ズーム機能が使えることにより、細かいところまで見ることができるので、「ビジネスでの活用を考えている人」や「ズームした画角で撮影したい人」には嬉しい機能が搭載されています。
8.プロ顔負けのクイックショット
DJI Mini 2は、数回タップするだけでプロが撮影したかのような動画を自動的に「録画・撮影」してくれます。
また自動的に録画・撮影した映像を「SNS」ですぐに共有することができます。
編集をしたことがない初心者から経験豊富な上級者まで誰でも使える「DJI Flyアプリ」でBGMやフィルターを使い印象的な動画を作成できます。
DJI Mini 2でできる「5つの撮影方法」を以下にまとめます。
・ドローニー
・ヘリックス
・ロケット
・サークル
・ブーメラン
・ドローニー
ドローニーは、被写体を画面中央に捉え、「斜め上後方に進みながら動画を撮影するモード」です。
全体の景色が広がるこのモードを使えば、「迫力のある映像」を撮ることができます。
・ヘリックス
ヘリックスは、被写体の周辺を「螺旋状(らせんじょう)に撮影するモード」です。
ヘリックスモードを使うことで、通常の撮影ではスキルが必要な複雑な動画を簡単に撮ることができます。
・ロケット
ロケットは、「カメラを下にした状態で垂直に上昇しながら撮影」します。
またMini 2を上空に飛ばし、大勢の人や景色を画面内に収めて撮影するのに適しているモードです。
大勢の人が写る場合や全体の景色を徐々に現わせたい時におすすめです。
・サークル
サークルは、「被写体の周囲を回転しながら撮影するモード」です。
サークルを使用することで、あなたを中心に回転しまるで映画の世界に入り込んだかのような撮影することができます。
・ブーメラン
ブーメランは、楕円(だえん)を描きながら機体が上昇し、下降しながら始点に戻るブーメランのような撮影モードです。
周囲の景色を360°映したい時におすすめです。
9.簡単で素晴らしいパノラマ写真
DJI Mini 2は「パノラマ撮影」が可能です。
パノラマ撮影の種類は以下の通りです。
【パノラマ撮影の種類】
・広角
・180°
・スフィア(球体)
パノラマ撮影を行う時は、上記の3種類のパノラマ撮影モードの中から選ぶだけです。
あとはDJI Mini 2が残りの作業を行い、すぐに素晴らしいパノラマ写真を作成します。
10.自動で写真を最適化
DJI Mini 2は、「DJI Flyアプリ」を使用することで、さらにレベルアップした編集を体験できます。
DJI Flyアプリには、スマートに写真を最適化できる機能が内蔵されています。
写真をダウンロードした後に、アプリが「自動的に画質を向上」させ、鮮やかな色合いの「ディティール」までクリアな写真に仕上げてくれます。
DJI Flyアプリの詳しい内容については以下記事を参考にしてください。
11.シンプルな飛行操作
DJI Mini 2は、「操作性」と「インテリジェント機能」を最適化しています。
「スマートRTH(自動帰還)」「自動離陸」「正確なホバリング」のおかげで、これまで以上に効率的に操作でき、なんと安全面の考慮もされています。
ドローンの操縦に自信がない方でも、安心してMini 2を飛行させることができます。
12.プロレベルの編集が簡単に
先ほど紹介した「DJI Flyアプリ」を使用することで、以下「3つの編集作業」で誰でも簡単に行えます。
・クイック転送
・トリムダウンロード
・様々なクリエイティブテンプレート
・クイック転送
Mini 2がお持ちのスマートフォンに近づくと、DJI Flyアプリが「自動的に機体を認識」して接続し、選択した写真やビデオを「20 MB/s(転送速度)」で同期してくれます。
・トリムダウンロード
DJI Flyアプリの新機能「トリムダウンロード」を使用すると、撮影した一部を「簡単にカット」して、編集やダウンロードをすることができます。
今までユーザーが心配していた、「ストレージ不足」や「お気に入りのショットを探す」ということがなくなりました。
・様々なクリエイティブテンプレート
DJI Flyアプリの直感的に使える編集機能には、「様々なクリエイティブテンプレート」が用意されています。
「飛行」「撮影」「編集」「SNSシェア」といった一連の流れが、場所を変えることなく編集可能なので、外出先で撮影した素敵な映像を撮った瞬間から共有することができます。
13.もう迷わない!フライトスポットで最適な飛行場所へ案内
ドローンを飛ばした経験がない人、ドローンを飛ばしたことがある人でも「飛行に適した場所」が分からず迷うことがあると思います。
DJI Flyアプリで「飛行計画」を立てておけば、離陸に適した場所を探すことも苦じゃありません。
もしかしたら、同じDJI Flyアプリを使っている仲間と交流できるかもしれません。
DJI Mini 2の操縦方法を動画を通して確認
DJI公式サイトには、DJI Mini 2の「紹介映像」や「チュートリアル映像」が掲載されています。
「Mini 2の操縦方法を詳しく知りたい!」「操作方法がイマイチ分からないから、動画で勉強したい!」という方におすすめです。
DJIが掲載しているDJI Mini 2のビデオは以下ボタンより視聴できます。
豊富なアクセサリー
DJI Mini 2は、「豊富なアクセサリー」が装備されているので、あらゆる場面で最適な選択が可能です。
以下で、DJI Mini 2のアクセサリーをご紹介します。
・充電ベース
・360°プロペラガード
・DIYクリエイティブキット
・2WAY充電ハブ
・スナップアダプター
・DJIミニバッグ+
・充電ベース
こちらの独創的な見た目をしたディスプレイケースは「充電ベース」です。
Mini 2をスタイリッシュに見せながら、充電して収納できます。
スタイリッシュでカッコよく幅を取らないので、インテリアとしてリビングに置いてみてはいかがでしょうか。
・360°プロペラガード
360°プロペラガードを装着することで、Mini 2の「プロペラを保護し」、「飛行の安全性」を高めてくれます。
屋内や障害物のある場所で飛行させるときに装着することで、衝突などの衝撃から守ってくれます。
・DIYクリエイティブキット
クリエイティブキットの「DIYステッカー」や「ペン」などを使って、自分専用のオリジナルMini 2を制作できます。
世界に1つだけのオリジナルMini 2を制作してSNS等でシェアしましょう。
・2WAY充電ハブ
2WAY充電ハブは、バッテリーを「3つまでセット」でき、順番に充電ができる「実用的なアクセサリー」です。
なんと、「送信機」や「スマートフォン」のモバイルバッテリーとしても活用できる優れものです。
・スナップアダプター
スナップアダプターを使用することで、「LEDディスプレイ」や「構成ブロック」などちょっとした装飾が可能です。
Mini 2を好みに合わせてカスタマイズできるので、楽しみが増えます。
・DJIミニバッグ+
DJIミニバッグ+は、「Mavic Mini」や「Mini 2」、「その他アクセサリー」も収納でき、カラーバリエーションも豊富な特製バッグです。
見た目もスタイリッシュでかっこいいDJIミニバッグ+を持って、全国各地を撮影して回るのもいいかもしれません。
DJI Mini 2の販売価格・販売時期
DJI Mini 2の発売日・販売価格は以下の通りです。
DJI Mini 2の販売価格・販売時期 | |
予約受付日 | 11月5日(木) |
発売日 | 11月12日(木) |
価格 | |
標準パッケージ (Mini 2本体、送信機、バッテリー(1個)、プロペラ1組がセット) |
59,400円 |
DJI Mini 2 Fly More コンボ (Mini 2本体、送信機、バッテリー(3個)、プロペラ1組(3セット)、プロペラホルダー、2WAY 充電ハブ、DJI 18W USB 充電器、ショルダーバッグがセット) |
79,200円 |
まとめ
DJIが発売を発表した「DJI Mini 2」を詳しく解説してきましたが、いかがだったでしょうか?
200g未満の199gと軽量でありながらも、4K動画を撮影でき、耐風性能や18分の最大飛行時間などどれも高性能でパワフルな仕上がりになっています。
価格も「59,400円~」と比較的安価に高性能なMini 2が手に入ります。
エントリーモデルとしても適しているので、ドローンをこれから始めようと考えている人はDJI Mini 2を検討してみてはいかがでしょうか。
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