2015年4月22日首相官邸の屋上でドローンが発見されて以降、200g以上のドローンには『改正航空交』が施工されました。航空法を守ってドローンを操作しなければならないということです。航空法に違反した場合は、1年以下の懲役もしくは50万円以下の罰金が科せられます。
そこでこの記事では、ドローン飛行許可の取り方をお伝えします。
ドローンの飛行許可は、オンラインで無料申請できます。
ドローンの飛行許可申請書を国土交通省のサイトからから入手しオンラインで入力
ドローンの飛行許可申請書は、国土交通省のサイトから入手できます。操作は全てwebブラウザ上で行う為、特別なアプリやソフトウェアは必要ありません。アプリやソフトウェアは必要ありませんが、個人か、企業・団体のアカウントを作らなければなりません。ログイン後は流れに沿って入力していくだけなので、意外とあっさり終わります。申請書の記載事項や、必要な添付書類の他、飛行開始予定の10日前までに不備がない状態で提出しましょう。
ドローンの飛行許可申請は無料です。
2つの申請方法!趣味で飛ばすなら個別申請、業務で飛ばすなら包括申請
ドローンの申請は個別申請と、包括申請の2つの形態があります。
個別申請
ドローンを飛ばす日、どこを飛ばすかが確定してる場合に行う申請方法。包括申請に比べて、審査がスムーズですが、飛行スケジュールや飛行経路の変更の融通がきかないデメリットがあります。
包括申請
測量や点検など、仕事や業務としてドローンを飛ばす場合は、柔軟性のある包括申請にしましょう。
例えば雨が降ってドローンが飛ばせなくなりルートを変更したい場合、個別申請ならまた申請しないといけないんですが、包括申請ならわざわざ改めて申請しなくていいので、仕事や業務の切り替えがスムーズです。
包括申請の中にも2種類あり、申込者が同じ場所で、一定期間(最長1年間)ドローンを飛ばす場合に選択する『期間包括申請』
ドローンを飛ばす経路が定かでない、ドローンを飛ばす飛行想定範囲(県全域・市全域など)がわかる複数の場所でドローンを飛ばす場合に選択する『飛行経路包括申請』があります。
包括申請は、仕事や業務での飛行が対象です。趣味の飛行では承認されないので、趣味の方は個別申請、仕事や業務の方は包括申請を行いましょう。
また申請したから誰でも許可がおりるわけではなく、ある程度のドローン操作技術が必要になります。
200g以上のドローンを飛ばす時は航空法に注意!
200g以上のドローンを飛ばすときは航空法を守ってドローンを飛ばさなければなりません。以下に当てはまる時に、申請書が必要になります。
承認が必要な飛行場所
- 空港周辺の空域
- 地上または水面から150m以上の空域
- 人口集中地区
承認が必要な飛行方法
- 夜間飛行
- 目視外飛行
- 人又は物件から、30m以上の距離を確保できない飛行
- 催し場所上空の飛行
- 危険物の輸送
- 物件投下(農薬散布等)
以上のルールを違反したら、罰金50万以下の刑に処されます。最大50万円の罰金で、懲役刑はないので罰金だけですみますが、前科一犯がつくので注意しましょう。
200g以下のトイドローンは航空法の規制対象外だが小型無人機等飛行禁止法が適用される
200g以下のドローンは、トイドローンと言い『おもちゃドローン』とも呼ばれています。トイドローンは航空法の規制対象外なので、航空法にビクビクせずにドローンを飛ばすことができるのですが、小型無人機等飛行禁止法があります。
200g以下のトイドローンでも
- 国会議事堂や官邸
- 原子力発電所など
- 国が指定する施設周辺
で、飛ばすことは禁止されています。
この法律に違反すると1年以下の懲役又は、50万円以下の罰金に処せられることがあります。
航空法の規制はなくても持ち主に許可がいる
航空法の規制がなく、誰もいない公園や広場、河川敷でドローンを飛ばそうと思っても、持ち主がいるので、持ち主に許可を取らなければなりません。民法では、土地の所有者の許可なくドローンを飛ばした場合において、不法行為となることがあります。
ドローンを使う時は、使っていい所なのか説明をみたり許可を取って使いましょう。
ドローンを許可なく飛ばせる場所
許可がいらない場所は家の中や屋内、ドローン練習場です。家の中なら飛ばし放題なので、トイドローンで練習してみましょう。
『ドローン練習場+自分の住んでる地域』で検索すると結構出てくるので、インターネットでチェックしてみましょう。
まとめ
- ドローンを飛ばすには飛行許可がいる場合がある
- 飛行許可は国土交通省のサイトからオンラインで簡単に無料申請できる
- 個人の趣味なら個別申請、業務なら包括申請
- 航空法がなくても持ち主の許可がいる
- 家の中や屋内、ドローン練習用なら許可がいらない
ドローンの飛行許可は国土交通省のサイトで、簡単にオンライン無料申請できるので、航空法をしっかり守ってドローンを楽しみましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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