皆さんは、次世代のエンタメとして注目を集めているドローンショーをご存じでしょうか。
東京オリンピック2020の開会式や2022年の横浜開港祭でドローンショーが開催されるなど、ドローンを通じたエンターテインメントが日本でも徐々に浸透してます。
今後ドローンを活用したイベントや演出が当たり前になることが予想されているため、イベントを開催する団体などは注目するべきポイントです。
ですが、実際に自分たちでドローンの操作の操作方法を学び、各行政に申請する方法は現実的ではありません。
そこでこの記事では、ドローンショーに関する特徴や、実際にドローンショーを開催したい場合はどのように進める必要があるのかを紹介していきます。
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【本記事でわかること】
・ドローンショーの仕組み
・ドローンショーに使われるドローンの種類
・ドローンショーが開催できない場所
・ドローンショーの依頼でおすすめの会社
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ドローンショーとは
ドローンショーとは、LEDライトを搭載したドローン数百機から数千機を同時に飛ばし、上空で花火や企業ロゴなど様々なイラストを表現する演出のことです。
ドローンはバッテリーを搭載し、発光しながら場所を移動するので、花火とは違った楽しみ方ができます。
また、ドローンは花火のように煙を出さずに演出できるため、「カーボンニュートラル型の花火」とも言われてます。
カーボンニュートラルとは・・・温室効果ガスの排出量と吸収量を均衡させることを指します。つまり、本物の花火は環境に良くありませんが、ドローンを使ったドローン花火は環境にやさしいということです。
花火は風向きや風量によっては煙が重なってしまい綺麗に見えませんが、ドローンショーは煙を一切出さずに花火と同等レベルの演出が可能なので、どこにいても綺麗に見えるのがメリットです。
一方ドローンは、成長段階の市場であることや、法整備が100%完了していないため、導入のハードルが高いというデメリットがあります。
ドローンショーの予定に関して知りたい方はこちらのサイトをご覧ください。
ドローンショーの仕組みとは
ドローンショーでは、実際に数百機から数千機のドローンを複数の人間が操作している訳ではなく、プログラミングによって制御されたドローンが自動で動く仕組みになっています。
通常はリモコンによってドローンをコントロールしていますが、目視だと危険が伴うため、人間が操作するのは限界があります。
また、複数の人間がドローンを操作すると「移動距離」「高さ」「飛行タイミング」にズレが生じてしまい、美しい演出が難しくなります。
しかしドローンショーで用いられる機体は、全てプログラミングによって制御されているので、規則的な動きと飛行中の衝突リスクを大幅に減らせるという大きなメリットがあります。
ドローンの仕組み上、飛行できる時間が長くても20分程度となるので、1時間などの長時間演出は現段階では不可能です。
日本では安全面を考慮し、バッテリー容量に余裕を持って終わらせているので、10分程度でドローンショーは終了してしまいます。
ドローンショーで表現できるデザイン
ここからは、実際にドローンショーで行われたイラストを紹介します。
・文字
・花や動物などのイラスト
・企業のロゴ
・QRコード
ドローンショーでは、数百機から数千機のドローンを使って空にイラストを表示させるため、スクリーンに映像を映すくらい綺麗に表現できます。
また、鳥を表現した際には羽を動かし、空中に大きな一羽が羽ばたいている姿もイラストにできます。
ドローンは発光しながら動くので、花火ではできないドローン特有の表現方法を可能にしています。
ドローンショーは空のエンターテインメントとして注目を集めていますが、ドローンショーの最後に企業のロゴやQRコードを表示させて宣伝活動することも可能です。
例えば、花火を打ち上げると多くの人は、スマホカメラで花火の写真や動画を撮影します。
ドローンショーではそれを利用し、空中にQRコードを表示させるとスマホがQRコードを認識し、自社サイトに誘導することで宣伝や集客に繋がります。
今後はイベントだけでなく、日常的に空中に広告を表示させるサービスも出てくるのではないかと言われてます。
ドローンショーに使われるドローンは?
ドローンショーで実際に利用されているドローンは、パソコンの部品を製造していることで有名な「Intel社」です。
Intelといえば、WindowsパソコンのCPUを製造しているイメージが強いですが、ドローンに使用されるチップも製造しています。
Intelのドローンは性能がとても高く、数千機のドローンを一人が一つのパソコンで管理できるソフトも作成してます。
東京オリンピックの開会式でもIntel社のドローンが使用されましたが、平昌五輪や他のイベントでも利用されています。
平昌五輪でもドローンショーが行われる予定でしたが、当日の天候や飛行場所の環境により、事前に撮影したドローンショーの映像が利用されました。
中国では同国のHIGH GREAT社によって、5,200機を使ったドローンショーを開催したことでギネス記録に認定されました。
また、中国では韓国の高級車メーカーである「Genesis」のドローンを活用したドローンショーも開催されてます。
ドローンショーが行えない場所とは?
次に、ドローンショーが禁止されている場所の特徴について紹介していきます。
一般的にドローンは、下記に該当する場所では飛行が禁止されています。
・人口集中地域
・イベント開催場所
・夜間飛行
・30m接近飛行
・目視外飛行
基本的に上記の項目に一つでも当てはまると飛行禁止となりますが、国土交通省に事前申請することで飛行可能になります。
ドローンショーは人口が密集している地域でイベントが開催され、夜間に飛行させることが多いので必ず申請が必要です。
しかし、ドローンショーを運営する企業が独自にルールを決めている場合は、法律に触れない場合でも開催できない可能性もあります。
ドローンショーが開催できない条件は、次の通りです。
・高速道路沿い
・GPSの精度が悪い場所
・風速が一定以上の天気
企業によってドローンショーを開催するルールが異なるので、委託する際は注意しましょう。
ドローンショーを依頼するなら「株式会社ドローンショー」
出典:株式会社ドローンショー
日本でもドローンショーを受け付けている企業があり、その中でも特に有名なのが「株式会社ドローンショー」です。
会社名 | 株式会社ドローンショー |
代表 | 山本 雄貴 |
住所 | 石川県野々市市末松3-569 |
公式ホームページ | https://droneshow.co.jp/ |
設立日 | 2020年4月1日 |
実績 | ・5Gドローンショー@金沢城公園 ・新潟の地酒と夜空のショーイベント ・くしろオータムドローンショー |
ここからは、ドローンショー開催までの流れを解説します。
1.問い合わせ
2.ロケハン
3.アニメーション作成
4.許可申請
5.リハーサル
6.ドローンショー
ドローンショーの開催を決定してから、イベントを開催するまで多くのステップを踏む必要があります。
ドローンショー開催までの流れを1つずつ詳しく解説するので、参考にしてください。
1.問い合わせ
お問い合わせは公式ホームページから必要な項目を入力し、連絡を待ちます。
・名前
・会社名
・部署
・メールアドレス
・電話番号
・利用したいサービス
・お問い合わせの詳細
・想定実施時間
・想定実施場所
・打合せ希望の有無
・お問い合わせ内容をより詳しく入力
ホームページの入力フォームからお問い合わせが可能なので、数分で入力が完了します。
上記で入力した内容を元に、初回ミーティングが行われます。
2.ロケハン
次に、実施場所でドローンショーを開催できるかの調査が行われます。
・広さ
・電波の送受信環境
・周りの環境(道路や鉄道など)
ドローンショーで安全を確保できるか、ドローンを十分に飛ばせる空間があるか調査します。
この時点でドローンショーが難しいと判断された場合は、他の場所の検討が必要です。
3.アニメーション作成
場所を確保できた後は、1からアニメーションの作成に入ります。
アニメーションの作成は1か月ほど必要なので、ドローンショーを考えている団体はなるべく早めにお問い合わせをしましょう。
4.許可申請
次に、アニメーションの作成と同時に航空局へ飛行許可申請書を送ります。
ドローンの飛行申請が許可されるまでに2週間程度かかります。
5.リハーサル
次に、作成したアニメーションに不備がないか確認するため、リハーサルを行います。
リハーサル完了後は、実際の現場で飛行練習します。
6.ドローンショー
リハーサルの完了後は当日のイベントに備え、調整などを行います。
株式会社ドローンショーは、ドローンに関する難しい申請も代行してくれるので、依頼する場合は「場所」「どのようなイラストがいいのか」の2点を準備しておきましょう。
同社の実績は他にもたくさんあり、全国各地でサービスを展開しているため、ドローンショーを考えている担当者は、株式会社ドローンショーを確認してみましょう。
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