2022年内にドローン操縦免許の国家資格化も検討されていることから、早くからドローンに触れてみたいという方も多いと思います。
また、お子様にドローンをプレゼントし、学習のきっかけ作りをすることも重要です。
そこで本記事では、現在注目を集めるドローンの価格相場や、安価でおすすめのドローン、ドローンを購入する際に気をつけたいことを徹底解説します。
【本記事でわかること】
・ドローンの価格相場
・ドローンを始める前に知っておきたいこと
・ドローンの選び方
・おすすめの安いドローン
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ドローンの価格相場は?
これからドローンを始める方にとってドローンの価格相場はとてもわかりづらいものでしょう。
メーカーや性能によってドローンの価格はまちまちですが、趣味の空撮に使うドローンは、50,000円〜150,000円程度の値段です。
点検業務などに用いられる産業用ドローンは、安くても200,000円が相場です。
スペックによる価格の差は主に、搭載するカメラのスペックや各種センサーなどの安全性能によって変動します。
また、メーカーによる価格の差は、機体の量産体制により変動します。
最も有名なドローンメーカーのDJIは販売数も多いため、高品質で比較的安価な製品を販売可能にしています。
低価格ドローンを購入する前に知っておくべきこと
相場よりも低価格なドローンを購入する際に気をつけたいポイントがいくつかあります。
それは、価格が安くても航空法などの規制の範囲になる「無人航空機」であるということです。
航空法の規制対象になるかどうかは、ドローンの価格ではなく重量によって決まるため、ドローンの価格が安いからといって無視できるものではありません。
ここからは、安価なドローンを購入し、ドローンの世界を体験したい方に必ず押さえておきたい法律知識を解説します。
100g以上のドローンは機体登録が必要ということ
2022年6月の改正航空法により、飛行に必要な重量が100g以上のドローンの機体登録が義務化されました。
「飛行に必要な重量」は、機体の重量だけではなくバッテリーを含めた重量になるため注意が必要です。
また、機体登録を回避できる100g未満の機体も多く販売されていますが、軽いドローンのほとんどが屋外で飛ばすだけのパワーがありません。
つまり、屋外でドローンを楽しみたい方は、重量が100g以上のドローンを使用するため、ドローンの機体登録がほぼ必須条件となります。
ちなみに、100g以上のドローンを屋内に限定して飛行させる場合、航空法の規制の対象にはならないため登録は不要です。
ドローンの機体登録制度についてはこちらの記事で詳しく紹介しているので、是非チェックしてください。
どこでも飛ばしていいわけではないということ
ドローンを購入したら公園で練習しようと考えている方も多いと思いますが、実はドローンを飛ばせる公園はとても少ないのが現状です。
ドローンを飛ばせる公園が少ない理由として、都道府県や市町村条例により、公園内でのドローン飛行を禁止しているケースが多くあることが挙げられます。
条例での公園内ドローン禁止は、重量によって規制される航空法とは異なり、「ドローン」そのものの飛行を禁止しています。
つまり、重量が100g未満のドローンであっても公園での飛行はできません。
その他、観光地などもドローン飛行を禁止している場所が多いため要注意です。
安いドローンを選ぶ時のポイント
安いドローンを選ぶ際のポイントは、下記の通りです。
・耐久性
・技適マーク付き
・2.4Ghz帯の電波を使用
ドローンは安くはない買い物なので、ドローン選びにおいて耐久性はとても大事なポイントです。
ドローンの機体の中で特に消耗が激しいパーツは、プロペラやプロペラを回転させるためのモーターです。
このモーターは大きく分けて2種類あり、耐久性の高いモーターは、「ブラシレスモーター」と言い、耐久性の低いモーターは「ブラシモーター」となります。
しかし、屋内で飛行させるようなホビードローンは、ほとんどが耐久性の低いブラシモーターを使用しています。
空撮目的でドローンを購入する際は、使われているモーターをチェックしてください。
また、屋内・屋外での使用を問わず、「技適マーク」付きで2.4Ghz帯の電波を使用するドローンを選ぶことがおすすめです。
理由は、技適マークなしのドローンを操作すると電波法違反となる可能性があり、2.4Ghz帯以外の電波を使用するドローンは無線免許が必要な場合があるからです。
家電量販店でドローンを購入する場合はあまり心配する必要はありませんが、通販サイトなどでドローンを購入する予定の方は、「技適マーク」と「2.4Ghz帯の電波を使用するドローンであるか」をチェックしましょう。
安いドローンの人気メーカーは?
安いドローンの人気メーカーは下記の通りです。
・DJI
・G-Force
・Holy Stone
・Hubsan
・4DRC
全世界ドローンシェアNo.1のDJIは、ハイスペックなドローンをコストパフォーマンスの良い価格で販売しています。
DJIは販売実績数が多いため、スペアパーツが豊富でネットに情報が多くある点でも安心して購入できるドローンの1つとして覚えておきましょう。
その他メーカー製のドローンは、DJIよりも価格が安いという特徴がありますが、その分DJI製のドローンと比較してスペックが劣ります。
ドローンを使用する目的や値段とも要相談ですが、ドローン選びを失敗したくない方はDJI製品の購入をおすすめします。
また、とにかくドローンを触ってみたい方や体験したい方は、安価なドローンを扱う「Holy Stone」や「G-Force」などメーカー製のドローンを購入するのが良いでしょう。
価格が安くておすすめのドローン10選
ここからは、屋内で練習やホビー用途で使用するのにおすすめなドローンを5種類、空撮におすすめなドローンを5種類ピックアップしたので紹介します。
空撮目的のドローンは価格が100,000円を超えるものも紹介しますが、どれも相場よりもお得でハイスペックな機体となっています。
それでは1つずつ紹介します。
Ryze Tello
参考価格 | 約12,000円 |
機体重量 | 80g |
映像画質 | 720HD |
画素数 | 500万画素 |
最大飛行時間 | 13分 |
ホバリング機能 | あり |
最大操作距離 | 100m |
トイドローンの王者Telloは、特にお子様へのプレゼントにぴったりなドローンです。
専用アプリで操作をし、簡単なプログラミングを組むこともできるため、IT教育の一環としても人気があります。
Ryze Telloは、操作感にクセも少なく、カメラも高画質なためさまざまな用途で遊べます。
また、DJI製のフライトコントローラーを搭載しているため、ドローン操縦初心者の方でも安心のスペックが搭載されています。
さらに、予備パーツ(プロペラやモーター)の流通数も多いため、交換しながら長く遊べる点もメリットです。
Holy Stone HS170
出典:Holy Stone
参考価格 | 約6,000円 |
機体重量 | 約41g |
映像画質 | カメラなし |
画素数 | カメラなし |
最大飛行時間 | 約8分 |
ホバリング機能 | あり |
最大操作距離 | 50m |
Holy Stone HS170は、屋内でのドローンの操作練習やお子様へのプレゼントにぴったりなドローンです。
基本的な操作はもちろん、ボタンひとつでダイナミックな宙返りもできるので、子供でも楽しみながら操縦可能です。
Holy Stone HS170は、カメラが付属していないという理由で、約6,000円と低価格で売られています。
また、プロペラガードが標準装備されているため、お家の壁や家電を傷つける心配が少ないのも嬉しいポイントです。
プロポも価格帯の割にしっかりとした作りのため、細かな操作も快適で練習にピッタリです。
プロポとは・・・送信機、コントローラーのことです。
Holy Stone HS170は安全性が高く、低価格で購入できるので、ドローンを飛ばしたい方やお子さんがいる家庭におすすめです。
Holy Stone HS210
出典:Holy Stone
参考価格 | 約6,000円 |
機体重量 | 約21g |
映像画質 | カメラなし |
画素数 | カメラなし |
最大飛行時間 | 約20分 |
ホバリング機能 | あり |
最大操作距離 | 50m |
Holy Stone HS210は、屋内でのドローンの操作練習やお子様へのプレゼントにぴったりなドローンです。
最大飛行時間が約20分と長いため、練習時間をたっぷり確保できます。
また、ボタンひとつでの宙返り機能や、機体の向きに関係なくレバーを倒した方向に進むヘッドレスモードも搭載しているため、小さなお子様でも操作が簡単です。
Holy Stone HS210は、機体も軽量で頑丈な作りのため、室内のものを壊したり機体が壊れることが比較的少ないのも嬉しいポイントとなります。
Holy Stone HS420
出典:Holy Stone
参考価格 | 約12,000円 |
機体重量 | 約46g |
映像画質 | 720HD |
画素数 | 不明 |
最大飛行時間 | 約6分 |
ホバリング機能 | あり |
最大操作距離 | 100m |
Holy Stone HS420は、ハイスペックな屋内用ドローンが欲しい方にぴったりの機体です。
操作感の良いプロポと、カメラ付きで安定した性能を持つHS420は、室内でのドローン練習に向いています。
また、ヘッドレスモードや宙返り機能も付いているため、お子様でも簡単に操作できます。
Holy Stone HS420を飛ばし、カメラの映像を頼りに家の中を探検できるなど、非日常的な体験が可能です。
Holy Stone HS450
出典:Holy Stone
参考価格 | 約6,000円 |
機体重量 | 約35g |
映像画質 | カメラなし |
画素数 | カメラなし |
最大飛行時間 | 約6分 |
ホバリング機能 | あり |
最大操作距離 | 50m |
Holy Stone HS450が2台あれば、対戦ができる子供ウケ間違いなしのドローンです。
同機体は、軽量・堅牢な作りで、ホバリングや宙返り、ヘッドレスモードなど基本的な機能が付いています。
カメラは搭載されていませんが、同じ機体が2台あれば対戦ができる点は他のドローンにはないHS450だけの特徴です。
Holy Stone HS450は、楽しく遊びながらドローン操縦が上達すること間違いなしのおすすめ機体になります。
Holy Stone HS175
出典:Holy Stone
参考価格 | 約24,000円 |
機体重量 | 198g |
映像画質 | 2K |
画素数 | 4K |
最大飛行時間 | 約22分 |
ホバリング機能 | あり |
最大操作距離 | 350m |
Holy Stone HS175は、屋外にて安価かつ高画質で空撮できるドローンを探している方におすすめのドローンです。
同機体は、GPS測位機能や自動追尾機能も付いているため、さまざまな撮影に対応しています。
また、ドローンの脚を折り畳めるので、コンパクトに持ち運べるというメリットがあります。
Holy Stone HS175は、プロポの質感も優秀で、ヘッドレスモードも搭載しているため操作に困ることは少なくおすすめです。
G-Force INGRESS
出典:G-Force
参考価格 | 約25,000円 |
機体重量 | 182g |
映像画質 | 1080 FHD |
画素数 | FHD |
最大飛行時間 | 約14分 |
ホバリング機能 | あり |
最大操作距離 | 300m |
G-Force INGRESSは、耐久性の高い安価な空撮用ドローンを探している方におすすめのドローンです。
同機体は、ブラシレスモーターを採用しているため、モーターの劣化が少ないのが嬉しいポイントです。
また、カメラ性能も悪くなく、YouTubeで主流のHD映像を撮影できます。
RTH機能やGPS測位機能も装備しているため、専用アプリ内で自動航行も可能なため、屋外でも比較的安全にフライトできます。
RTH機能とは・・・離陸地点へボタンひとつで戻ってくる機能のことです。
G-Force INGRESSは、比較的安価なドローンで高画質な空撮映像を撮りたい方におすすめです。
DJI MINI2
出典:DJI
参考価格 | 約60,000円 |
機体重量 | 199g |
映像画質 | 4K |
画素数 | 1200万画素 |
最大飛行時間 | 18分 |
ホバリング機能 | あり |
最大操作距離 | 6000m |
DJI MINI2は、安心の性能を持ったドローンを安価に購入したい方におすすめです。
同機体は、ブラシレスモーターのため、耐久性が強いという特徴があります。
また、カメラ性能も非常に高性能で、飛行可能距離やGPS機能も優秀なため、ドローンの基本操作だけできればフライトで困ることはほとんどないでしょう。
さらに、DJI MINI2は流通数が多いため、ネットに情報が多く存在するのも嬉しいポイントです。
DJI MINI3Pro
出典:DJI
参考価格 | 約100,000円 |
機体重量 | 249g |
映像画質 | 4K |
画素数 | 4800万画素 |
最大飛行時間 | 47分 |
ホバリング機能 | あり |
最大操作距離 | 12000m |
DJI MINI3Proは、ハイスペックな小型ドローンが欲しい方におすすめの機体です。
同機体は、前述で紹介したDJI MINI2の後継機種で、カメラ性能を中心にさまざまな機能がアップデートされています。
DJI MINI3Proだけの特徴として、カメラが90度回転し縦動画が簡単に撮影できる点が挙げられます。
縦動画で撮影するTikTokやYouTubeのショート動画など、SNSへの投稿にも大活躍するドローンとなっています。
さらに、障害物検知センサーも優秀で、墜落事故の可能性が大幅に減少しているため、DJI MINI3Proは安全かつ高性能な小型ドローンの代表といえます。
DJI Air2S
出典:DJI
参考価格 | 約120,000円 |
機体重量 | 595g |
映像画質 | 5.4K |
画素数 | 2000万画素 |
最大飛行時間 | 31分 |
ホバリング機能 | あり |
最大操作距離 | 8000m |
DJI Air2Sは、高性能で安価な中型ドローンが欲しい方におすすめのドローンです。
同機体は、DJI MINI3Proを超える映像クオリティと中型機だからこその耐風性能のおかげで、安定した映像撮影ができます。
センサーサイズも十分にあるため、鮮明に映像を撮影できるでしょう。
ドローン初心者はスクールに通って資格取得するのがおすすめ
ドローンを購入しても、機体登録をしなかったり、飛行禁止エリアでドローンを飛ばすことで罰則を受ける可能性があります。
また、安全な操作方法や機体のスペックを理解した上での飛行方法ができないと、墜落事故に繋がりやすく非常に危険です。
ドローン初心者の方は、ドローンスクールに通い、知識・技術の習得とドローン免許の取得をおすすめします。
ドローン免許を持つメリットとして、国土交通省への飛行許可申請が省略化されることが挙げられます。
また、アフターフォローのあるドローンスクールでは、卒業後もドローンに関する疑問を講師に聞ける点もメリットとして挙げられます。
ドローンを仕事として扱う方はもちろん、趣味としてドローンを扱う方もドローンスクールに通うことをおすすめします。
ドローンスクールの価格相場は200,000円〜300,000円で、2日〜4日で免許取得可能なスクールが多くあります。
ドローンスクールの受講は、決して安くはない金額なので、ドローンスクール選びは慎重に行いましょう。
当サイトでは、国土交通省に認定されている「国際無人航空機協議会 (IAU) 発行 無人航空機操縦技能証明書」が取得できる、NBドローンスクールをおすすめしています。
当ドローンスクールに関する情報は、こちらで詳しく解説しているので目を通してください。
多くのスクールが無料体験会や無料説明会を開催しているので、実際に自分の目で確かめ、自分に合ったスクールを選びましょう。
おすすめのドローンスクールは?
おすすめのスクールを知りたいという問い合わせを多く頂くため、当サイトのおすすめドローンスクールを紹介します。
当サイトのおすすめのドローンスクールは「ドローン免許学校(旧NBドローンスクール)」です!
ドローン免許学校は株式会社スカイリードが名古屋を中心に全国展開中のドローンスクールです。
当サイトでも1番おすすめのスクールで、最も受講生をご紹介させて頂いています。
▼ドローン免許学校の情報
どのドローンスクールも教えられる内容には大差はなく、受講する生徒のほとんどが講師の人柄やアフターフォロー(仕事紹介)などでスクールを選択しています。
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