株式会社レッドクリフとは?ドローンショーの過去事例や費用相場を徹底解説!

ドローンの技術が急速に進化し、エンターテイメントとしての利用はもちろんのこと、農業、測量などの産業分野に幅広くドローンが使われるようになってきました。

近年では、オリンピックなどの国際的な大会のオープニングイベントなどで、ドローンショーの演出が行われることも多くなりました。

また、ドローンに花火を搭載したドローンショー花火など、新しいイベントが毎年行われています。

夜空を彩る演出としては花火を思い浮かべる方が多いかと思いますが、ドローンショーは花火とはまた違った、新しい形のエンターテイメントとして私たちを楽しませてくれます。

年々人気が高まってきているドローンショーですが、日本国内には『株式会社レッドクリフ』『株式会社レッドクリフ』の大手ドローンショー開催企業が2社あります。

そこでこの記事では、大手ドローンショー企業の中でも1,000機以上のドローンショーを多く開催する『株式会社レッドクリフ』の概要や、使用している機体を徹底解説します。

また、株式会社レッドクリフのドローンショー実績も紹介するので、どんなドローンショーを開催しているかが分かります。

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【本記事でわかること】
・株式会社レッドクリフの概要
・株式会社レッドクリフの代表
・株式会社レッドクリフで使用している機体
・株式会社レッドクリフが過去に開催したイベント

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株式会社レッドクリフとは?

株式会社レッドクリフは、2019年に設立された東京都港区虎ノ門にオフィスを構えるドローンショー大手企業です。

世界に誇れる日本の文化を、ドローンショーを通じて世界に発信していきたいという思いで人々の記憶に残るショーを提供し続けています。


株式会社レッドクリフの大きな特徴は、開催するドローンショーの規模の大きさで、500~1,000機のドローンが演出する大型のドローンショーの開催数は日本一です。

また、ドローンショー用機体所持数も3,000機以上と国内No.1となっています。

レッドクリフが手掛けるドローンショーは、日本の伝統文化や歴史を取り入れた日本らしい演出が特徴で、最新のドローン技術と融合させることで国内はもちろん海外へも文化発信しています。

会社概要

株式会社レッドクリフの会社概要をまとめました。

会社名 株式会社レッドクリフ
設立 2019年5月15日
代表取締役 佐々木孔明
所在地 〒105-0001 東京都港区虎ノ門5-9-1 麻布台ヒルズガーデンプラザB
資本金 5,000万円
URL https://redcliff-inc.co.jp/
SNS X(Twitter):https://x.com/redcliff_drone
Instagram:https://www.instagram.com/redcliff_drone/
TIKTOK:https://www.tiktok.com/@redcliff_drone
YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCEX4sV_UZGkcaKLz_Xawbhg
FaceBook:https://www.facebook.com/

株式会社レッドクリフの主な事業内容はドローンショー事業ですが、それ以外にもドローンを使ったプロモーション撮影やテレビなどの映像素材撮影、ドローンプログラミング教室の運営など、ドローンにまつわる様々な事業を展開しています。

株式会社レッドクリフの代表

株式会社レッドクリフの代表取締役(CEO)は佐々木孔明氏です。

1994年12月に秋田県秋田市で生まれ、秋田商業高校を卒業後、関東学院大学 建築・環境学部に進学しました。

氏名 佐々木 孔明(ささき こうめい)
出身地 秋田県秋田市
生年月 1994年12月
学歴 秋田商業高校⇒関東学院大学 建築・環境学部
キャリア 大学在学中:ドローンに興味を持ち、中退してドローン業界へ。2年間ドローン販売代理店で販売、空撮の仕事をしながら知識を身に着ける。

2019年:株式会社レッドクリフを設立。
ドローン空撮の仕事がコロナ禍で収入が安定しなくなり、海外ドローンショーの空撮をきっかけにドローンショー事業に興味を持つ。

2021年:ドローンショー事業を開始。

大学在学中に、休学して世界一周の旅を計画しましたが、ただ旅行するのではなくて何かを掛け合わせたいろ考え、当時日本に広まり始めていたドローンを選びました。

2016年当時日本ではまだそこまで浸透していなかったドローンですが、世界の観光地では至るところでドローンを目にしたそうです。

1年半で帰国し、ドローン業界に興味を持ったためドローン販売代理店でアルバイトを始めました。

販売だけでなく空撮の仕事などをして、2年間で様々な知識と技術を身に着けました。

その後テレビ番組の空撮やゴルフ場のコースの空撮などをメイン事業とした「株式会社レッドクリフ」を設立しました。

コロナ禍で空撮の仕事が安定しなかったときに、世界のドローンショーの空撮をしたことで、エンタメ領域のドローンショーに興味を持ち、資金調達を開始しました。

初めはなかなか理解が得られませんでしたが、東京オリンピックでドローンショーの演出があったことで追い風を受け、2021年ドローンショー事業を本格スタートさせました。

株式会社レッドクリフのドローンショー費用

株式会社レッドクリフにドローンショーを依頼する場合、どれくらいの費用がかかるでしょうか。

ここでは、株式会社レッドクリフにドローンショーを依頼する際の費用やその詳細をまとめました。

プラン名 スタンダードプラン プレミアムプラン
使用機体数 200~400機 500~1,000機以上
アニメーションデザイン 2Dデザイン、簡単な3Dデザイン リッチな3Dアニメーション
飛行時間 10分以上 15分以上
その他 QRコードが表示可能
料金 お問い合わせ お問い合わせ

具体的な金額については公表しておらず、場所や内容によって大きく変わってくるので、問い合わせして見積もりを取る必要があります。

基本的なプランは上記のようになっていますが、定期開催だとお得になります。

また、ドローンショーは開催予定日の最低2ヶ月前から依頼する必要があります。

2か月未満での発注はお急ぎ料金となり10%の上乗せの金額になります。

飛行許可申請が完了するまでに、約1か月かかるため、ドローンショーを開催したいと考えている方は事前にお問い合わせ・打ち合わせを済ませておきましょう。

ドローンショーではどんな機体を使っている?

株式会社レッドクリフでは「EMO」という機体を使用しています。

機種名 EMO
大きさ 318mm×350mm×136mm
重量 540g
飛行時間 10~20分
LED 20w調光可能
機能

ドット抜け自動補填機能、プロペラガード標準搭載、IPX3簡易防水仕様

2022年11月に幕張メッセで開催されたメディア総合イベント「Inter BEE 2022」に出展し「EMO」を発表、予約販売を受け付けました。

ドローンショー用新機種「EMO」は、従来モデルに比べてLEDライトがより明るくなって視認性が上がり、優れた調光機能で繊細な表現を可能にしました。


また、プロペラガードが標準搭載されており、バッテリー性能も向上しています。

完全防水のため、少しの雨であれば飛行可能となっています。

さらに、離陸できなかった機体があった場合、空中で予備機が即時再配置されてドット抜けを補正する機能を搭載しています。

これにより機体の不具合によるアニメーションの欠けがなくなり、本来のドローンショーの価値を提供できることにつながります。

株式会社レッドクリフの実績

日本各地でドローンショーを企画・開催している株式会社レッドクリフですが、実際に手がけたドローンショーにはどのようなものがあるのでしょうか。

【株式会社レッドクリフのドローンショー実績】
・7998機のドローンによるディスプレイでギネス世界記録更新
・日本初の花火搭載ドローンショーのテスト飛行に成功
・世界最大級1000機のプロポーズドローンショー

ここでは、株式会社レッドクリフの実績を3つ詳しく紹介します。

7998機のドローンによるディスプレイでギネス世界記録更新

2024年9月4日(水)中国・深圳市で、7998機のドローンを使用したディスプレイが新たなギネス世界記録を達成しました。


この記録には世界各国のドローンショー企業がかかわっており、中国、フランス、オーストラリア、サウジアラビア、そして日本からは株式会社レッドクリフがこの記録に挑戦しました。

幅155m×高さ85mという超巨大なディスプレイが7,998機のドローンによって上空に作り出され、それぞれの国の文化などをアニメーションで表現しました。

株式会社レッドクリフは、海外でも知名度の高いバーチャルシンガー「初音ミク」のミュージックビデオを再現し、日本らしいコンテンツを発信しました。


ドローンで描くディスプレイの大きさに関するギネス記録は、2018年ごろから更新されており、2024年9月には中国で7,598機という記録が達成されましたが、今回の挑戦はこの数日後に行われました。

世界から集まったドローンショー企業が技術を集結させ、この大規模な挑戦を成功させました。

日本初の花火搭載ドローンショーのテスト飛行に成功

2024年5月27日(月)、株式会社レッドクリフは花火搭載ドローンを使用したドローンショーのテスト飛行に日本で初めて成功しました。

花火大会とドローンショーは親和性が高く、同時開催されることも多いですが、機体に花火を搭載したドローンでのドローンショーはまだほとんど目にすることはありません。

ですが技術の進歩により、花火を搭載できるドローンが開発され、ドローンと花火を組み合わせた今までにな新しい表現ができるようになると注目を集めています。


今回のテスト飛行で使用された花火搭載ドローンは、株式会社レッドクリフの代表取締役・佐々木氏の出身地である秋田県の「大曲の花火」との共同開発によるものです。

テスト飛行は1,000機のドローンによって行われ、そのうち100機が花火を搭載したドローンでした。

夜空に大きな鳥を描きながら、自動制御プログラミングによって花火が点火し、鳥の翼から花火が噴射されるとまるで火の鳥が羽ばたいているような幻想的な景色を作り出しました。

この成功によって、ドローンと花火を融合させた新しい表現が可能になり、エンターテイメントの業界にさらなる革新をもたらすことでしょう。

今回の成功をうけ、実際のドローンショーにも花火搭載ドローンが導入されてきています。

2024年8月17日(土)には、大阪万博記念公園で開催された「SUMMER SONIC 2024」にて花火搭載ドローンによるドローンショーが実施され、フィナーレを飾る火の鳥が描き出されると、多くの観客に驚きと感動を届けました。

世界最大級1000機のプロポーズドローンショー

2023年9月18日(祝)、株式会社レッドクリフは千葉県木更津市のファーム&パークKURKKU FIELDSにて、世界最大級となる1000機のプロポーズドローンショー、誕生日ドローンショーを実施しました。

このプロポーズドローンショーは、株式会社レッドクリフの代表取締役・佐々木氏自身によるサプライズ公開プロポーズとなっており、社員や関係者約50名でその瞬間を見届けました。


1,000機のドローンによって、婚約指輪を指にはめるアニメーションや仲睦まじい様子のイルカたち、大きな一輪の薔薇と「Will you marry me?」のメッセージが描き出され、公開プロポーズは大成功となり、会場は祝福ムードに包まれました。

大切な記念日を演出するために、打ち上げ花火をしたり、ヘリコプターやクルーズ船の貸し切りなどでサプライズする方もいるかと思います。

こうした個人需要に向けて、株式会社レッドクリフは記念日のドローンショー演出プランの販売を開始しました。

要望に合わせて会場の選定を実施し、完全オーダーメイドでメッセージやアニメーションを作成します。

費用は会場や機体数によって変動するとのことです。

まとめ

本記事では、日本有数のドローンショー企業である株式会社レッドクリフの会社概要や過去事例などを紹介しました。

2021年からドローンショー事業をスタートした比較的新しい会社ですが、既に大規模のドローンショーをいくつも手掛ける大手企業にまで成長しています。

代表取締役の佐々木氏はグローバル経済誌Forbes JAPANが選ぶ「世界を変える30歳未満の人物30選」に選ばれており、経済界でも革新的な活動が注目されています。

「日本のドローンショーで世界に感動を与えたい」という願いのもとに、日本の企業だからこそできる日本の文化や日本ならではのコンテンツをドローンショーに乗せて発信している株式会社レッドクリフは、今後も私たちに更なる驚きと感動を届けてくれるでしょう。

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