ドローンの認定資格を取得できるスクールとして有名なのが、JUIDA認定スクールです。
JUIDAの認定資格は、さまざまな学科や実技試験を乗り越えて取得した認定資格なので、取得しておけばドローンビジネスで役立つ事は間違いありません。
ただ、JUIDAの認定資格は運転免許と同じように決められた更新月があり、更新しないと認定資格が失効となってしまいます。
時間も費用も投資したドローンの認定資格を、失効しないように対策しましょう。
この記事ではJUIDAの認定資格が失効となってしまう条件や、資格が失効となってしまった後の再発行手順について詳しく説明しています。
JUIDAの認定資格が失効する条件とは?
JUIDA認定資格の証明書は発行から2年が有効期限になっていて、更新しないと認定資格が失効となります。
JUIDAの認定資格を持っている人は、必ずJUIDAの会員になる必要があり、この会費になる際は入会金と年会費が発生するので注意しましょう。
会員に関しては、正会員・準会員・賛助会員・公共会員と種別で分かれていて、個人・法人によっても年会費と入会金は変わります。
ほとんどの人が正会員(個人)と準会員になるので、今回は正会員(個人)の年会費と入会費の金額を記載します。
・年会費10,000円
・入会金50,000円
これらの年会費を未納のまま放置してしまうと、登録情報が停止となり退会扱いになってしまいます。
JUIDAの認定証明書も失効扱いとなってしまうので気をつけましょう。
ただ、年会費を払い忘れてしまった場合は、すぐに退会扱いになる訳ではありません。
払い忘れてしまったと気づいた時点でJUIDAの事務局に連絡をおこない、相談して下さい。
時間と高い費用を払ったJUIDAの認定資格なので、失効しないためにも正しい更新手続きをおこないましょう。
JUIDAで取得できる2つの認定資格
JUIDAで取得できる認定資格は2つあります。
JUIDA認定スクールが定める科目を修了した人には、更新手続きをした後に認定資格が付与されます。
受講できる対象年齢も異なりますので、注意して認定資格を取得しましょう。
ここからはJUIDA認定スクールで取得できる2つの資格について、詳しく解説します。
無人航空機操縦技能
一つ目に取得できる資格は「無人航空機操縦技能」になります。
この資格はドローンを飛行させるために、基本的な知識や技能を身につけられます。
「無人航空機操縦技能」は16歳から取得ができる資格ですが、未成年の場合だと親権者同意書が必要になるので、未成年の方は注意しましょう。
「無人航空機操縦技能」の資格を取得すれば、ドローンを安全に飛行させるための操縦技能と知識を有する人としての証明になります。
資格を取得していれば、航空局への飛行申請手続きの一部が免除になったり、周辺地域の理解を得やすいといったメリットがあるので、まずはこの資格を取得しましょう。
無人航空機安全運航管理者
二つ目に取得できる資格は「無人航空機安全運航管理者」の資格になります。
この資格は「無人航空機操縦技能」を修得し、飛行業務の経験済みの人が対象です。
「無人航空機操縦技能」の資格と大きく違う点は、十分な安全と法律の知識を持ち、飛行業務の安全を管理する者としての証明となります。
この先ドローンビジネスで活躍したい人は、「無人航空機安全運航管理者」の資格を取得しておくと、ドローンの仕事を獲得しやすくなるでしょう。
「無人航空機安全運航管理者」の資格を得るためのカリキュラムは4日間ほどになっているので、心して資格修得に取り組みましょう。
JUIDAの資格取得後に必要な費用とは?
JUIDAの認定資格に必要な費用ですが、入会費と年会費が必要です。
入会費に関しては、JUIDA認定スクールで修了を終えた人は準会員と認められ、入会費が免除となります。
年会費に関しては満額で5,000円になります。
ただ、入会申請日によって年会費は異なりますので、下の画像を参考にしてください。
支払方法に関しては、JUIDAの公式にも記載してありますが、クレジットカードでの支払いが出来ます。
先ほど解説した「無人航空機操縦技能」と「無人航空機安全運航管理者」の認定資格ですが、2つともJUIDA認定スクールで修了から3ヶ月以内に申請するように決められています。
申請の期限を逃さないように注意しましょう。
JUIDA認定資格の申請方法
JUIDAの認定スクール修了後の申請方法について詳しく説明します。
先ほど説明させて頂きましたが、2つの認定資格があり、両方ともJUIDA認定スクールを卒業してから3ヶ月以内に申し込み手続きをします。
無人航空機操縦技能 | 無人航空機安全運航管理者 |
・16歳以上(未成年は親権者同意書が必要) | ・18歳以上 |
・JUIDAの認定スクール修了者(3ヶ月以内) | ・JUIDAの認定スクール修了者(3ヶ月以内) |
・JUIDAの個人会員であること(正会員・準会員) | ・JUIDAの個人会員であること(正会員・準会員) |
・有期間2年 | ・有期間2年 |
・操縦技能証明証保持者であること |
上の表を見ると、「無人航空機安全運航管理者」の場合は「無人航空機操縦技能」を取得している人だけが申請できます。
認定資格の申請は、Webサイトから手続きをおこないます。
その際に必要な書類がありますので、下の画像を参考にしてください。
申請が完了すれば、JUIDAから支払いに関するメールが届きますので、支払い手続きを完了させましょう。
新規申請に関しては以上です。
JUIDA認定資格の更新方法
2年の有効期限と定められているJUIDA認定資格の更新ですが、期限が切れる2ヶ月前から会員専用サイトでの更新ができます。
会員サイトにログイン後には、更新するための簡単なWebテストを受講する必要があります。
用意する必要がある物は、自分の3ヶ月以内に撮影した写真が必要です。
この写真には注意する点があるので、下記にまとめました。
・正面、無帽、マスクなし、サングラスなし、無背景の写真を用意する
・ファイル形式:jpg
・ファイルサイズ:5MB以内
更新申し込みが完了すると、新規申請の時と同じように、JUIDAから支払いに関するメールが届くので、届いたら支払い手続きをしましょう。
入金が完了すると、翌々月に更新された認定資格が交付されます。
更新申請を毎月20日までに完了した場合は、月末にJUIDAで入金確認します。
・10月20日に申請の場合→12月1日に交付
・10月21日に申請の場合→1月1日に交付
入金が完了できたタイミングによって交付される月が変わりますので注意しましょう。
JUIDA認定資格の再発行手順を解説
JUIDAの認定資格の有効期限の2年を過ぎてしまい、更新を忘れてしまった場合は再発行手続きができます。
更新していないとわかった時点でJUIDAの事務局に連絡すれば、対応してくれるので、なるべく早く連絡することを心がけましょう。
例外として、海外渡航や病気などのやむを得ない事情がある場合は、あらかじめJUIDAの事務局に理由を説明して、相談するようにしてください。
相談後はJUIDAが判断した結果をご報告します。
紛失・盗難にあった場合も、同じようにすぐに事務局に連絡して状況を説明してください。
ただ、再発行する際は、JUIDAが定めた手数料が発生しますので注意しましょう。
JUIDAの認定資格を取得した時に、更新期日や更新月などをメモに残したり、更新月になったら自分のスマホに通知がくるように、個人で設定するのがおすすめです。
JUIDA認定スクールの修了証を再発行するケースも増えている
JUIDAの認定スクールを卒業して修了した後は、3ヶ月以内にJUIDAで登録手続きを完了させなければいけません。
この登録手続きを失念してしまうと、自動的に取得した認定資格が失効となってしまいます。
こういったケースで認定資格を失効してしまう場合でも、再発行手続きの対象となり、再発行の手数料も発生してしまいます。
後回しにすると、登録手続きより面倒な手続きが必要となってしまうので、JUIDAの認定スクールを卒業したら、最優先で登録手続きを進めましょう。
まとめ
今回はJUIDAの認定資格が失効する条件について詳しく説明しました。
失効してもすぐに連絡すれば再発行が可能になりますが、失効しないための対策をおすすめします。
JUIDAの認定スクールを卒業後も、新規申請と更新手続きも忘れないようにしましょう。